人間の姿を真似ているのでパーツは人間と基本的には同じ。構造も大体同じ。
姿を作る為に参考にしたのが日本人だった為、一応黄色人種風。
青味掛かった黒髪を前は眉下、後ろは肩甲骨下で切り揃え、かなり適当に結っている。
睫毛は長くすだれ気味、目は二重で若干釣り目。眉も細く短めの釣り眉。瞳は黒。
術頼りで余り身体を動かさないので体格は貧弱の部類。
血色も悪く、肌が凍死間際の人間のように真っ白。
■ 内面
それはもう莫迦のように寂しがり。でも友達は虐める。
校内では『死神』として有名な為、大半の生徒が近付いて来ず残念に思う反面
集団行動も苦手なので過度に構われない現状にほっとしていたりもする。
■ 通称
『死神R.I.P.』(Requiescat in Pace/Rest in Peace/安らかに眠れ)。
が、生徒会メンバーに共通するクトゥルフネタに合わせ、稀に『ヒュプノス』とも呼ばれる。
■ 服飾
黒い学ランの上に白い振袖を羽織っている。
昔は普通の白振袖(誰かの遺品)を上着として使用していたが、
先輩である鳴瀬が服飾ブランド『白蝙蝠』を立ち上げた際に、記念に新調して貰った。
表地は絹糸と蜘蛛の糸で織られた鱗文の白布で一見地味。
だが裏地には和風の龍と竜胆の花の刺繍が大胆に為されており、非常に派手。
刺繍には金糸銀糸の他、龍の血染め糸やら竜胆の花弁染め糸やらが使用されている。
足元は白足袋に鎌倉彫の千両下駄。
彫られている文様は矢張り竜胆。
鼻緒に用いられている布は髪を結ぶ布と同じ色の絞。
振袖の丈は、この下駄を履いた時にぎりぎり引き摺らない長さで作られている。
どれも毎日使うので似たようなものを幾つか持っているが
それぞれ色や模様は異なる。
■ 武器
魔術学園の生徒にとって武器=精神集中の為の小道具か魔力を籠める器。
竜胆の場合は元から『死神の大鎌』を所持していたが、使い勝手が悪いので柄を外し
2.5メートルの鎖に鎌の部分だけ括りつけて利用している。
鎖には鎌の他、鉄球や短剣、十字架等が装飾として括りつけられている。
当然重く本人の腕力では持ち上げられないが
鎖自体が凶器と化しているので、これに魔力を籠めて動かし戦闘用とする。
